●12月4日
ナンバリング機
一見すると何だかよくわからないかもしれないが、これはナンバリングマシンである。と説明しても、やっぱりなんだかよくわからないかもしれない。
ようは５桁の数字のスタンプなんだが、１回捺すごとに数字を自動的に増やしたり減らしたりできるのが、ふつうのスタンプと違うところだ。スタンプする数の変え方は数種類用意されているし、もちろん同じ数ばかりずっと捺し続けることもできる。
なんといっても、味もそっけも人情味もないマイコン制御なんかではなく、原始的な機械式でここまで精密なコントロールができるところがかっこいい。
かつては書籍の編集者がゲラ(試し刷り)にナンバーをふるときなんかによく使った。あやしいミニコミ作りにあやしい情熱をあやしくたぎらせていた当時、原稿整理に便利だからといってあやしい相棒からプレゼントされたものだが、ミニコミ作りをしなくなった今では、もっぱら売り物の値札付けに使っている。
MAXナンバリング、型名N-504<BB>、５桁４様式C字体。価格は不明だ。
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